脱サラリーマンの起業ノート

脱サラリーマン起業を目指す方に向けて、私が学んだことを、ありのままに綴っています。

脱サラリーマンが起業する上で大事なこと「4.資金調達の方法を理解する」

前回の記事では、脱サラリーマンが起業する上で大切なこととして、「会計の知識を身につける」ことを解説しました。今回は、その4つ目として、「資金調達の方法を理解する」ことを解説します。

資金調達とは

資金調達とは、事業を行うために必要な資金を調達することです。資金調達の方法には、大きく分けて以下の2つがあります。

  • 自己資金
  • 借入金

ひとつずつ見て行きましょう。

自己資金

自己資金とは、事業主の個人資産や、家族や友人からの借入金など、事業主の自己責任で調達する資金です。自己資金は、事業主の責任が最も重い資金調達方法です。

自己資金を充実させることで、以下のメリットがあります。

  • 借入金や助成金補助金に頼らずに資金調達を行うことができる
  • 事業の安定性が高まる
  • 事業主の自由度が高まる

自己資金を充実させるためには、以下の方法があります。

借入金

借入金とは、金融機関や個人から借り入れる資金です。借入金は、事業主の責任は比較的軽い資金調達方法ですが、利息の支払いなどの義務が生じます。

借入金の活用で得られるメリットは、以下のとおりです。

  • 自己資金を補うことができる
  • 事業拡大や設備投資を迅速に行うことができる
  • 借入金の活用で注意すべき点は、以下のとおりです。
  • 利息の支払いなどの義務が生じる
  • 返済が滞った場合、信用情報に傷がつく

借入金の活用を検討する場合は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 借入金額や返済期間を無理のない範囲に設定する
  • 金利や返済条件を比較検討する
  • 返済計画をしっかりと立てる

自己資本

自己資本率とは、自己資金の割合を表す指標です。自己資本率が高いほど、借入金の割合が低くなるため、事業の安定性が高まります。

自己資本率を高めるためには、以下の方法があります。

  • 自己資金を増やす
  • 借入金を減らす
  • 利益を積み上げる

助成金補助金

助成金補助金とは、国や地方自治体から事業を行うために交付される金銭のことです。助成金補助金は、自己資金や借入金に頼らずに資金調達を行うことができます。

助成金補助金を活用して資金調達を行う際には、両者の違いを理解した上で、目的や条件に合ったものを選ぶことが大切です。

  • 助成金補助金の活用で得られるメリットは、以下のとおりです。
  • 自己資金や借入金に頼らずに資金調達を行うことができる
  • 事業の安定性が高まる

助成金補助金の活用で注意すべき点は、以下のとおりです。

  • 審査に通らないと交付されない
  • 交付対象となる要件を満たす必要がある

助成金補助金の活用を検討する場合は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 対象となる助成金補助金を調べる
  • 交付要件を満たしているかを確認する
  • 申請手続きをしっかりと行う

助成金とは

助成金は、事業の実施を促進することを目的として交付されます。そのため、事業実施の必要性や事業効果などを考慮して、交付額が決定されます。また、助成金を受給するためには、原則として、事業実施後の事業成果の報告が求められます。

具体的な例としては、創業支援助成金や雇用促進助成金などがあります。

また、厚生労働省が管轄する返済不要の助成金には、キャリアアップ助成金、両立支援助成金、業務改善助成金などがあります。

補助金とは

補助金は、事業の実施を支援することを目的として交付されます。そのため、事業実施の費用の一部を補填する形で、交付額が決定されます。また、補助金を受給するためには、原則として、事業実施後の事業成果の報告は求められません。

補助金には、中小企業経営基盤強化資金や小規模事業者持続化補助金などがあります。

資金調達の方法の選択

資金調達の方法は、事業の規模や状況によって異なります。事業の規模が小さい場合や、事業の失敗リスクが低い場合などには、自己資金を充実させることが重要です。

事業の規模が大きくなったり、事業の失敗リスクが高くなったりした場合などには、借入金や助成金補助金を活用するなどの方法も検討しましょう。

まとめ

脱サラリーマンが起業する上で、資金調達の方法を理解することは非常に重要です。資金調達の方法を理解することで、事業を成功させるための資金を効率的に調達することができます。

お読みいただき、ありがとうございます😁